制作番組 2013

NHK-BS1 ドキュメンタリーWAVE
誰がための“愛国”か~紛糾する香港の教育現場~
(2013年10月5日放送)

香港が中国に返還されて16年、香港ではじわじわと共産党化が進んでいるといわれている。報道機関は党の息のかかった資本家に買われ、様々な新しい法律がデモや報道を阻止するなど、徐々に香港らしい自由は奪われつつある。そんな中、香港人が立ち上がった。香港特別行政区のトップである梁振英行政長官が北京の中央政府の指示を受け、全ての小学校で愛国心を育てることを目的とした《国民教育》を取り入れるよう通達を出したことに対し、洗脳教育だとして反対集会が開かれた。2ヵ月近くに渡る政府との交渉の結果、政府は通達を撤回。授業の導入は各小学校の決定に任された。導入を決めた小学校は6校となり、導入していない小学校でも“愛国教育”を盛り込んだテキストが出回っていることなどがわかった。一方、香港経済が大陸に依存を深めていく中、愛国教育を奨励する人々も現れている。  番組では、共産党流の“愛国教育”で紛糾する現場に密着し、《一国二制度》というグレーゾーンで生きる香港人たちの揺れるアイデンティティとそれでも母国・中国と折り合って生きていかねばならない香港人の現状を描き出す。



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